退職しようとする僕に熱く語りだす上司がいた。
全てがきれいごとだった。
そんな上司にも嫌気がさし、退職を考えるも、
これって、ブラック?それとも優しさ?
楽な仕事なんてない
就職から一年。
僕は、違う道を考えるようになった。
そして、語りだす。
もうなんかね…「はい?」って感じ(笑)
俺は楽を求めて、退職するわけじゃない。
僕が仕事が辛くて辞めると思ってたようだ。
確かに辛く、精神的に危うい状態になっていたが、それだけが理由ではなかった。
何よりも辛いのは、退職しようとする僕を、
辞めれなくなる
こんなことも言ってた。
「仕事の合う合わないは自分で決めるものじゃない。周りが決めるものだ!」
NARUTOで、そんなセリフあったような…(笑)
穢土転生したイタチが、言ってましたよ。仕事のことじゃないけど、火影がどうのこうのって。
あのイタチさんも同じようなこと言ってるんだし(笑)、確かにそうかもしれないけどさ…。
そんなこんなで、退職できない日々が続いた。
上司三人と飲みに連れていかれる
そんな日々が続き、僕は
必ず毎月一回は、39度近い高熱を出す、謎の症状が表れていた。
早く転職しなければ、という焦りもあった。
そんな状態であるにも関わらず、上司に飲みに誘われた。
しかも、
そこで、また
僕も酒が入って、「先が見えない…」なんてことを言うと、「先なんて見えるもんじゃない!」と、また語りだす。
そんなきれいごとばかり言う上司ではあるが、大した人間ではないのだ(笑)
大した人間ではないブラック上司
まだまだ純粋であった僕は、真剣に上司の話に聞き入っていたが、今であれば笑ってしまう。
お前はどれほどの人生歩んで、それほどのことを語っとるんだと。
実際に、その上司は大した男じゃないんです。
職もころころと変えて、ニートしてる時期もあった。
尊敬できる上司ではなかった。
こいつは、僕に尊敬されてるとでも思ってたのだろう。
こんな人間がどうしてここまで僕の退職を阻止したのか。
今さらではあるが、少し考えてみることにした。
退職阻止の理由とは
思うに、
就職活動に失敗し、僕はパート勤務として、この会社に入った。
そして、少ない給料で、社員以上の仕事を任された。
「いずれは、社員となり、役職に就いてもらうから、全ての仕事をできるようにしろ」と言われ。
会社にとって、こんな都合の良い労働者はいないわけだ。
上司たちは、上の人間に「あいつを辞めさせないようにしろ」とでも、言われていたのか。
全て僕の考えすぎかもしれないが、そうだと思えるくらい必死に退職を阻止された。
本当に僕のことを考えてくれていたら、一方的な退職阻止はしないはずだ。
これは憶測であって、善意で阻止してくれてたのかもしれないが。
そうとも捉えられるエピソードもいくつかあった。
無断欠勤を許される
上司たちの退職阻止に対抗し、僕は無断欠勤をした。
と、いうよりは、
しかし、上司は怒らない。
それどころか、
これは優しさなのか。それとも、そこまでして僕を辞めさせたくなかった…?
燃え尽き症候群
なぜ、無断欠勤をしたのか。
それは、他の記事でも書いたが、
どれだけ努力しても、結果がついてこなかった。
それどころか、
精神科医から正式な診断を受けたわけではなかったが、異常だった。
仕事を続けられる状態ではなかった。
退職へ
何も言わずに、このままバックレるつもりだったが…そんな訳にもいかず、職場へ。
最後まで説得されたが、この時の僕は抜け殻状態。
何を言われても、辞めるとしか言わなかった。
バックレることはなかったものの、それに近い形で退職した。
退職した日の、職場からの帰り道、あのルンルンな気持ちは今でも忘れない(笑)
最後に
考え方を変えれば、いい上司ともとれる。
本当は、優しさで溢れるホワイト上司であったかもしれない(笑)
当時の僕はそう思っていた。
しかし、へその曲がった今の僕には、そうは思えない(笑)
思い返せば思い返すほど「なんで?」が多い。
あまりにも一方的だった。だから、説得ではなく阻止なのだ。
僕の話もちゃんと聞いてくれた上で、説得されるのなら、ブラックではない。