皆さんが想像する『いじめ』よりは、随分とやわらかなもの…?
殴る蹴るなどではなく、口で。
口調もやわらかかったから、いじめの意識はなかったのかもしれない。
「なんでしゃべらないの?」
5~6人くらいの班で、机を並べて食べる。
当時の僕は、かなり大人しかった。
人見知りの度が過ぎていた。
この子が、きつくて。
そういう顔してるんだよ。
陰湿ないじめをする人間は心だけでなく顔もブサイク
ブサイクではなかったけど、そういう顔。
4年か5年くらいだったかな。
もうボッコボコですよ。
他の班の友達とかも、加勢してくるわけ。
いつの間にか、1対5くらいに。
僕は泣いてた。
きつい女の子は
「あいつ泣いてるよ」みたいな雰囲気になる。
もういじめでしょ。
先生が見ていた
いつの間にか、この苦痛からは解放されていた。
何故だかはわからない。
数日、長くても数週間とか。
覚えてないほどである。
僕が、やられている様を。
怖い顔をしていた。
裏で何かしてくれていたのかもしれない。
いい先生だったので。
中学生になっても、同じようなことを言われたことがあった。
同じ子に。
しかし、言い方が随分と丸くなったと言うか。
僕自身が強くなったのかもしれない。
何かが変わった。
なぜターゲットになるか
いい人そうだから。
言い方変えると、
僕は弱かった。
優しすぎた。
何だかんだで、見た目。
僕の考えです。
大人になってからも、見た目だけで甘く見られたりってあると思う。
相手は頭空っぽな大人なんだけど。
見た目だけでもそれっぽく見せておけば、こういった輩には絡まれません。
ただ、
強がるのではなく。
堂々と、強くいる。
こういう経験してる人は、強がりだけのいじめっ子より、強いはず。
最後に
「こういうのが、いじめだよね」という経験。
いじめっていういじめではないのかもしれない。
僕自身も当時は辛かったが、「心に深い傷が…」ってほどでもない。
中学生になる頃には、何とも思ってなかった。
“いかにも”な感じではないにしろ。
複数で一人を。
その一人は、泣いてる。
これが、
ずっと続いてたら、僕は学校に行かなくなってたかもしれない。