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  • 「いい人」は人に気を使い過ぎて疲れていた。

    学生時代に「この人は本当にいい人だな」と思う人がいた。
    しかし、その人はよく「人間関係疲れる」と口にしていた。

    僕が「いい人」だと思った人は、人に気を使い過ぎていた。

    どんな人?

    真面目過ぎるくらい真面目な男。
    見た目もそんな感じ。
    でも、勉強ができるわけではなく、普通な感じ。
    大学のゼミが同じで、課題にも真面目に取り組むが、特別できるわけではない。

    趣味はザ・オタク。
    ついていけないこともあったが、合う趣味もあり、遊ぶようになる。
    最初の頃は、一癖あり、とっつきにくいところがあった。

    皆楽しめないと

    二人で遊んでいるときに、ちょっとしたことで言い合いになったことがあった。

    僕が、他の友達を呼ぼうとすると、彼が猛反対。
    彼の言い分は、趣味の合わない人を呼んでも、その人に悪いと言うこと。
    遊ぶのなら、皆が同じように楽しめないといけない。

    これを理由に、大人数で遊ぶのが好きじゃないとか。

    当時の僕は「そんなこと言ってたら、友達の輪が広がらない」みたいなこと言った。
    今であれば、絶対に言わないことだ(笑)

    悩みは気を使いすぎること

    遊んだり、泊まったりすることが多くなり、真面目な話をするような仲にもなった。

    彼は「人付き合いが疲れる」と口にした。
    僕が「気を使いすぎなんじゃない?」と言うと、「そうなんだよねえ」と。

    人に気を使いすぎて、気疲れしていた。
    その気の使い過ぎは、僕に対してもあって。

    人の顔色をうかがう

    二人で出かける機会があった。
    前日から、彼の家に泊まって、夜中まで遊んでいた。

    すると、僕の顔を、チラチラと見てくる。
    「今日はもう帰ろう」
    急に言い始めた。
    これから、色々と遊ぼうと話していたのに。

    僕の顔色をうかがい、気を使ってのことだと思う。
    疲れて、帰りたそうな顔をしてたのかな。
    だけど、それは、夜中まで起きてたからだし、僕はまだ遊びたかった。

    気の使い過ぎも、どうなのかと思った。

    吹っ切れた?

    1年ちょっと彼とは遊ばなくなったが、3年になり、顔を合わす機会が多くなった。
    久々に話をすると、「こんなにいい人だったっけ」と。

    表情も性格も明るくなったようにも思った。
    僕には、何かが吹っ切れたようにも見えた。
    気の使い方も、ほどほどになっていた。

    話せば話すほど、僕の中では、いい人になっていく。
    大学卒業後に一度会ったが、本当にいい人!

    最後に

    「友達は必要ない」なんていう記事を書く僕ではあるが、この彼とは友達でいたい。
    そんな人。

    人に気を使いすぎるもの、どうなのかという話。
    気を使う本人は疲れるし、気を使われるのが嫌な人も少なくない。
    僕自身も、気を使われ過ぎて、嫌な気分になったことがある。

    気を使うのはほどほどに。