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  • 人の弱みや失敗を笑う友達。弱い自分を隠し尊大な態度を取る

    自分の弱みや失敗を打ち明けると、ネタのようにする友達がいた。
    その友達は弱みを見せないどころか、強がる一方。

    尊大な態度になり、口調も攻撃的になった。
    友人関係をシャットダウンした。

    尊大になる男

    学生時代の友人が、社会に出てから数年後に人が変わったように、変わってしまった。

    ある日を境に、僕に尊大な態度を取るようになる。
    それは、僕が彼に弱みや失敗したことを、打ち明けてからだった。
    何てことない会話をしていても、攻撃的な口調で言い返してくることもあった。

    僕は、彼の尊大な態度や、嘘には付き合いきれなくなってしまった。

    弱い自分を隠す弱い人間

    彼は、僕とは反対で、弱い自分を隠した。
    学生時代から付き合いのある僕は、彼の弱さを知っている。
    隠す対象は、僕だけにでなく、他の友人に対してもだった。

    恋人がいないのに、わかりやすい嘘で、彼女がいるアピール。
    転職して、すぐに役職に就いたなんてことも言っていた。
    実際は、ブラック企業でいいように使われていたことがわかった。

    理想の自分と現実の自分が混合していたのだろうか。
    彼からは、普通とは違う、何か病的なものを感じた。

    本当の弱い自分を隠し、嘘の優秀な自分を作り上げ、人と付き合う。
    自分が傷つかないための、一種の自己防衛なのだろう。
    彼は弱い人間なのだろう。

    ライバルか敵か

    彼はプライドが高く、負けず嫌いな一面があった。
    僕は、なぜかライバル視されているような気もしてた。

    それは、何かと突っかかってくるようになったからだ。
    だからこそ、僕が弱みを見せた途端に、強気になった。

    僕はこういったタイプの人間が苦手。
    勝手にライバル視してくる人間。
    中学時代にも一人いて、嫌いだった。
    何かと、張り合ってくる。
    彼の場合は、それが攻撃的で。

    僕にしてみれば、ライバルではない、ただの敵だった。
    もしかすると、彼も僕をライバル視ではなく、敵視していたかもしれないが。

    そもそも、良きライバルなど存在するのか。
    そんなものは、アニメや漫画の世界だけのような気もする。

    友達とは一体

    友達とは、一体どのような存在なのだろうか。
    友人関係をこじらせてから、僕にはわからなくなった。

    弱みも失敗も受け入れ、分かち合えるのが、友だろう。

    少なくとも、彼は、友人ではなくなった。
    学生時代は、間違いなく友人関係にあったのに。

    付き合いが長くなると、関係に亀裂が入ることもあって。
    そこを乗り切ることができるのが、本当の友なのか。
    恋人と同じですね。

    最後に

    学生時代は、”いいヤツ”だった彼。
    社会に出て、こんな変化を遂げてしまった原因があった可能性もある。

    彼も犠牲者であることが考えられる。
    僕が彼との一件で、友人関係について深く考えるようになったのと同じように、彼にも社会の中での人間関係で、何かが起きていたのかもしれない。

    学生を卒業して、社会に出ると変わってしまう人がいる。
    この変化は、決して、良い変化ではない。
    僕だって、学生の頃のように、純粋な気持ちで人間関係を築けなくなってしまったのだから。

    彼との一件は、僕にとって良い経験だったのかもしれない。