小中学生の頃の友人が、高校デビューした。
嫌われ者を経験した後に、悪ガキとなり暴れたと思えば、地味で目立たない大人しい少年に。
…こんな人です。
目次
小学生の頃は嫌われ者
彼は、中学年の頃に、僕の小学校に転校してきた。
高校デビューを果たした彼は、
公園で遊んいて、彼が来ると、「〇〇が来たぞー!」と、皆が逃げることもあった。
こうなってしまった
彼が嫌われ者となった原因
小学生時代、彼が嫌われ者となった原因は、2つあった。
友達のものを盗む
当時流行っていた、トレーディングカードがあった。彼は、
僕は、仲良くしてたこともあってか、盗まれなかったが…(笑)
そんな奴が現れたら、逃げるのは当たり前。
大事なカードが、盗まれるからね。
しつこい
あとは、ネチネチと、しつこいところ。
何か
僕も、一度だけ絡まれたことがあったが、本当に厄介だったことを、今でも覚えている。
嫌われる原因を作り出す男
このように、嫌われる原因を、自分で作ってしまうような男だった。
皆が、いじめのように、彼を避けていたのではない。
今思えば、可哀そうでもあるが、原因は全て彼にある。
強いものに巻かれる
小学校の高学年になると、体格が良くて、野球をやっている、まるで
僕は、この男に、低学年のころ、流行っていた、バトル鉛筆(通称バトエン)を盗まれた過去がある。
2人で悪さをして暴れ、よく、先生に怒られていたものだ。
この頃から、“目立ちたい”気持ちが、強くあったのだろう。
彼の横暴を見て、彼を嫌う人は、どんどんと、増えていった。
この頃は、ジャイアンにピッタリだったため、僕との交流は全くなかった。
中学時代は地味に大人しく
悪さばかりしていた男が、
ジャイアンのような男の元を離れたことが、きっかけか。
それとも、何か、心境の変化でも、あったのだろうか。
中学3年間は、僕ともう一人の地味な男と彼とで、3人でいることが多かった。
中学時代の彼を、一言で表せば、“純粋”。
それは、物事の捉え方であったり、笑顔であったり。
声を荒げて、暴れていた頃には、見られなかった一面だ。
中学時代は、悪事を働くことなど、一切なかった。
しかし、小学校時代の横暴があってか、”彼=嫌な奴”みたいな風潮があった。
こればっかりは、可哀そうにも思えるが、人の物を盗んだり、悪さをしたりした、彼が悪いのだから仕方のないこと。
悪さばかりして、暴れていた男は、地味なグループで、中学校3年間を終えたのだ。
高校デビューへ
高校進学から、数か月後。
彼から、遊びの連絡が来る。一緒に、近くのショッピングモールへ行くこととなった。
到着すると、厳つく、派手な連中が、待っていた。
どうやら、彼は、高校の友達を自慢したかったようだ。
僕は、高校デビュー自慢されるためだけに、ショッピングモールへと、連れてこられたのだ。
僕は、彼らと遊ぶわけでもなく、一人寂しく、自転車で帰宅しましたとさ(笑)
これ以降、彼とは、会うことも無ければ、連絡を取ることもなくなる。
小学校の高学年の頃のように、
現在の彼は
先述のとおり、僕は彼に会っていないが、母が、一度、店で遭遇したようだ。
サングラスを目ではなく、頭にかけ、派手な服装をしていたとか…。
この頃は、25、6歳かな。
しかし、一緒にいたのは、派手な友達ではなく、家族だった。
どうやら、家族でショッピングを楽しんでいたようだ。
家族といっても、結婚はしていない。父、母、兄弟と、だ。
やはり、
最後に
彼は、言ってしまえば、
強いものと仲間になれば、一緒になって、弱い者をいじめる。
小学校高学年の頃だって、強そうなジャイアンのような男がいたからこそ、暴れることができた。
中学時代は、周りに強い人間がいなかったから、大人しくしていたのだろう。
僕は、優しく純粋な彼も知っている。
「どっちなんだ!?」って感じなのだけど、
もしくは、どちらかが、
どうであれ、どんなに悪い噂が耳に入っても、なぜか、彼のことは嫌いになれない。
それはきっと、僕は、彼の良いところを、知っているからだろう。
中学時代の彼が、偽りであれば、僕は完全に騙されている。