• 当ブログには広告を含みます。
  • クラスで嫌われている女子に告白された小6の冬

    初めて告白された小6の冬。
    相手は、クラスでいじめのように毛嫌いされていた女の子だった。

    小6男子に付き合う意味などわかりえない。
    冷たい態度を取ってしまった。

    嫌われる子

    その子は、クラスで毛嫌いされていた。

    覚えているのが、給食の時間のこと。
    給食当番のその子が、給食を取り分けると「フケが入る!」と言うようなことが、よく耳に入った。
    陰湿ないじめのような感じだった。

    確かにその子は少々不潔であった。
    髪が脂ぎっていたり、フケが浮いてたり。
    小学生がこれを目にすれば、何かと嫌われても仕方ないのかもしれない。
    何か事情があってのことだとしても、子供にはわかりえない。

    僕は小学生低学年の頃に遊んだ記憶があり、嫌いと思ったことなど一度もなかった。

    告白される

    小6の冬休みのこと。
    その子から電話がくる。

    「1年生の頃から好きだった。付き合ってくれる?渡したいものあるから学校まで来て欲しい。」
    こんな感じだった。
    僕は驚いて、返事をせずに電話を切ってしまった。
    そのあとも何度か電話がきて、母におかしく思われ、わちゃわちゃしていた(笑)

    「驚かせてごめんね」のような電話がきて、僕は学校へ行く。
    学校までは行くも、僕はその子の姿を見つけると逃げてしまった。
    付き合うということがまだわからず、何だかこわかった。

    寒い冬の日に、その子はずっと待ってくれてたのだと思う。
    ちゃんとした返事もせずに、本当に悪いことをしたと、少し大人になった頃から思うようになった。

    この子は、本当に僕のことを好きでいてくれたのだと思う。
    なぜなら、この頃の僕はデブだったから。

    デブの僕を好きになってくれた

    成長期に成長し過ぎた僕はデブだった。
    明らかに、モテるような見た目ではなかった。

    他の女子が「〇〇くんのこと前は好きだったけど、今はね…(笑)」なんてことを話してるのを耳にしたことがあった。
    それに僕は傷ついていた。
    それでも、この子は僕がデブになっても好きでいてくれた。

    本当にいい子だと思うし、本当に好きでいてくれたのだと思う。
    子供の頃の僕を最も考えてくれていたのは、彼女だろう。

    最後に

    僕が告白されたのは、この子が最初で最後。
    気の強い女の子と仲良くなって、「そろそろ告白しろよ」みたいなことを言われたことはあったかな…(笑)

    この子とは中学校も同じであったが、僕の気持ちを伝えることはできなかった。
    何かの機会に会うことがあれば、話してみたいと思う人である。